Moderate daily life

村上信五くんを宇宙一のアイドルだと考えるとある社会人ジャニオタのふわーっとした日常。

握手会に行った話〜とあるジャニオタの異文化体験〜

前回の記事から半年以上経ちました。 まぁーいろいろありました。確実に言えることは、関ジャニ∞は変わらず最高で最強な事くらいですかね。GRE8STツアーについては、諸事情で個人的初日である大阪オーラス後に文章化出来なかったので、気が向いたら、という形にします。

という訳で、今回の本題です。9月2回目の三連休最終日、エイトのメンバーが台湾でのコンサートを終え、帰国の途についたであろう頃、私は幕張メッセにいました。目的はただ一つ、推しと握手すること。

(推しに関しては下記の記事を参照)

 

conoha1737.hatenadiary.com

 

元々、私は握手会に参加する気は全くありませんでした。

握手券の入手方法がさっぱり分からないというのもありましたが、1番の理由は接触系イベントが苦手だということです。 過去何回か参加してみた事があるのですが、ありがとうを連呼するしか出来なかった上に剥がされる前に離れる(倉木麻衣さんハイタッチ会)、何も言えずに「大丈夫ですか〜?」と目の前で手をヒラヒラされる(引退された歌い手さんワンマンライブでの物販にて)など、満足に話すことすら出来ずに終わることがほとんど。自分は接触イベントには向いてない、まだ早いと思ってました。

そんな私が握手会に参加してみよう!と決意したきっかけは主に2つ。

1つ目は、推しはいつまでもいてくれる訳ではない、という当たり前の事に気づいたこと。今年は脱退・引退など、様々な別れに直面し、いてくれる事が当たり前ではない事を改めて思い知らされたのです…。

これだけであれば、3月末に参戦したさいたまスーパーアリーナでのコンサート(400レベルだったので推しを見つけるのがまず大変だった…)、ラゾーナ川崎でのミニライブ、そして推しが2位を獲得した総選挙で、ある程度満足できたと思います。実際していました。

しかし、それだけでは満足できない、2つ目のきっかけが出来てしまったのです。それは、1分間の深イイ話で、推しである須田亜香里ちゃんの密着取材の様子が放送された時。番組内では握手会の様子も放送され、そこで「〇〇ちゃん久しぶり〜」と言われている女性ファンの方を見た瞬間、私はこう思ってしまったのです。

「私もあかりちゃんに名前を呼ばれたい…!」

我ながらなんて俗物的な動機。たった1回では、名前どころか顔も覚えてもらえない。分かってはいても、あの時の彼女の笑顔の可愛さには勝てず、私はついに握手会に参加することを決めたのです。

推しが所属するSKE48の最新シングル「いきなりパンチライン」の握手会は既に完売していたので、総選挙シングルである「センチメンタルトレイン」の握手会を選択。応募方法は、親切なファンの方のツイートを推しがRTした事ですぐに分かりました。手厚いサポート、感謝しかない。

どこにも握手の文字がないことに困惑しつつ(後に抽選制の特典がイベント名として書かれていたのだと知る)、アザージャケットサイン会付きの4部(13:30-)に決めました。抽選に 無事当選し、握手券(とCDと生写真)(生写真が付いてる事すら知らなかったうえ、推しとは別グループの子だったのでさらに困惑することに…)をゲット。

そんなこんなで当日。メンバーカラーを取り入れた服装で、推しが出演していたラジオ番組「走れ!歌謡曲」を聴きながら、幕張メッセに向かいました。

幕張メッセに着いてまず目に入ったのは、女の子が映る写真をフリーマーケットの如く広げて座っている人々。まさかダフ屋?それとも闇写?*1とジャニオタ的感覚で警戒してしまいましたが、例の生写真のトレード目当ての人々でした。

余談ですが、握手後、ここで先述した生写真に写っている子を推している人を探しました。何とかお一人見つけ出し、希望している通常盤の写真ってこれだよね…?と考え、勇気を出して声をかけましたが、「それは劇場盤の(写真)」と正され、あえなく断られてしまいました。CD1枚のみのバージョン=通常盤だという感覚で、劇場盤=通常盤だと思いこんでいたのですが、劇場盤と通常盤は別なんですね。48、難しい…。ちなみに生写真はTwitterでお声掛けいただき、無事彼女を推している方にお譲りできました。余談終わり。

さっそく異文化に触れた私は、不安と期待を半分ずつ抱えながら建物内へ進みます。そこにあったのは、コミケのような長机の列。各メンバーの生誕祭を仕切るファンの方々のようでした。10月31日生まれの推しの生誕祭委員の方々もいらっしゃったので、ちゃっかりお祝いメッセージを書かせていただきました。そっと近づいた私を不審がることなくお声掛けしてくださり、記念に手作りカードをくださった委員会の方の優しさに感謝しつつ、やっと荷物検査場へ。

コンサートの時も思いましたが、とても厳重です。未開封のペットボトルはその場で一口飲む、傘は広げて見せる、などの手荷物検査に加えて、手持ちの機械を使った身体チェックも行われます。鞄の中身を触るのみの検査で済ませる手荷物検査を思い返しながら*2握手会エリアに入場。各メンバーのレーン(握手をするところ)の一覧から推しを探し、該当レーン入口のスタッフさんに握手券と身分証明書を見せ、特典の抽選を行ってから(あっさりハズレました)、待機列に並びます。目の前にはファンの方と握手する推し。いよいよ間近に迫った推しとの対面に、緊張してきました。

先述した通り、何も話せなくなりがちな私は、あえて何を言うかきっちり決めずに、隣のレーンで最後の握手を終えて帰っていくメンバー(北川綾巴ちゃん、めっちゃ可愛い)、反対隣のレーンで母親らしき人と並ぶ小学生くらいの女の子、同じように推しと握手する瞬間を待ちわびるファンの人達などなど、周囲を観察しながら待機していました。

列はどんどん進み、気づいたら前の人が握手券3枚を提出し推しの元へ進んで行きました。3枚でもあっという間に終わる握手に不安は増していくばかり。あ、総選挙のトロフィー本当に置いてある*3、何話してるんだろ…まとまらない思考を抱えたまま、握手券1枚を提出し、いよいよ推しの目の前。両手をしっかり包み込まれ、握手が始まりました。

およそ10秒間。最低限言いたいと思っていたことは言えました。

「本当に可愛いと思ってます、大好きです」

緊張で強張った顔のまま早口で言う私は、さぞかし不審だったでしょう。にも関わらず、真っ直ぐ目を見て聞いてくれた。ありがとうと返してくれた。それだけではなく、「ピンクメイク?可愛いー!女子力!」と化粧を褒めてくれた。時間です、とスタッフさんに肩を叩かれ離れる私を「ありがとうー!またね!」と見送ってくれた。

両手で手を振り返しながら、少しでも笑顔を見せられたかな。あまり自信がありません。ですが、推しの笑顔と言葉はハッキリと覚えています。

たった10秒、されど10秒。来てよかった、またねって言われたからまた来よう。感激で胸がいっぱいのまま、会場を後にしたのでした。

長々と書きましたが、初めての握手会、あっという間だったけれど、楽しかったです。次のシングルの握手会はもうちょっと行きやすいパシフィコ横浜で開催されるらしいので、前向きに検討しています。表題曲の公開はいつだろう。そして、2回目の握手会って、何を話せばいいのだろう。

素敵な体験をさせてくれた推し・須田亜香里ちゃんへの感謝を込めて、1万部以上売り上げた(らしい)写真集をこっそり宣伝しておきます。仕分け∞に出ていたあの子です。2000円弱で買えるので、ぜひ1冊。

須田亜香里写真集 可愛くなる方法

須田亜香里写真集 可愛くなる方法

 

*1:非公式写真の事。原宿竹下通りに点在しているお店の印象が強いが、コンサート会場付近でおじさんが売っている事も多い。なお、コンサート会場内での写真撮影と、非公式写真の発売及び購入は公式で禁止されています

*2:これは今年の関ジャニ∞ツアー東京ドーム公演での例。検査度合いは会場ごとに異なり、味スタでの野外公演の際アリーナ席は水以外の飲み物は回収された(記憶違いだったらごめんなさい)一方で、今年のツアー京セラドーム公演では手荷物検査自体がなし。ファンを信頼してるからこその簡潔さなのだろうが、アイドルを守るためにももう少し厳しくてもいいと思う…

*3:AKB48の握手会には持って行くと本人が事前に宣言していた

さようならは、いつかまたねの意味

www.oricon.co.jp

正直、嘘だと思った。嘘であってほしかった。
あんなに関ジャニ∞への愛を真っ直ぐ示してくれた彼が、関ジャニ∞からいなくなってしまうなんて、想像できなかった。し、今でも出来ない。
ジャニーズグループには'卒業'という制度がない。それでも、誰も辞めない訳ではない。そんな事は分かっているつもりだった。元KAT-TUN田口淳之介くんが脱退した際の、あからさまに苦しそうに歌う関ジャニ∞メンバーの顔は、今でも目に焼き付いている。
ずっと続く訳じゃない事は覚悟していたはずだった。だけど、どこかで「関ジャニ∞に限って、もうそんな事はないだろう」とどこかで思い込んでいた。あんなに仲が良くて、子供みたいに笑い合っている彼らは、ずっと同じ夢を追い続けて進んで行くのだと信じてやまなかった。そうあってほしかった。でも、そうであってほしかった1人が、次のツアーにはいない。その現実が、辛くて辛くてたまらない。お腹は空くのに、昼食をいざ摂ろうとしたら喉を通らないし、脳内は彼の顔と言葉でいっぱいだし、涙も出た。明日の研修に集中できる気もしない。どうしてくれんねん、である。

だけど、彼が偽らずに伝えてくれた理由は真っすぐで、重くて、眩しかった。生涯をかけて打ち込みたいものが見つかった事は、素直に喜ばしい事だと思う。よかったね、と心から思った。彼も言っていた通り、音楽を学ぶ事自体はきっと関ジャニ∞に残っても出来る。ただ、学ぶ事には体力がいる。集中力もいる。彼を含めた関ジャニ∞メンバー一同、活動を「命がけ」でやっている以上、両立する事は難しいし、他のメンバーに失礼だと、そう彼は考えたのかな、と勝手に推測した。関ジャニ∞を心から愛しているからこその決断だったのかな、と、会見の全文を読んで思った。他メンバー全員が言っていたけれど、彼の人生である以上、止める事も責める事も出来ない。彼の人生の責任は、彼にしか負えないのだ。
Twitterで見て心から共感したけれど、これは'脱退'じゃなくて'卒業'なのだと思う。メンバーの1人の言葉を借りれば、'門出'だ。彼の歌なら天下を獲れる、頑張ってね、と送り出さなければいけないのだと、私個人としては思っている。それがファンのあるべき姿なのかもしれない。

それでも、我儘を言わせてくれるのなら。辞めないでほしい。行かないでほしい。あなたの事が大好きなメンバーを、置いて行かないでほしい。ずっと関ジャニ∞の真ん中で歌っていてほしい。同じ夢をずっと追いかけていてほしい。悲しい、寂しい、辛い。引き止めたくて堪らない。
会見全文を何度読んでも、私の知っている、見てきた関ジャニ∞のままなのに。引き止めたくて、いてほしくて、でも止められない事は目を見たら分かってしまう。バラエティだって楽しくやっていて、関ジャニ∞が大好きで、何気ない日常が楽しくてたまらない。不器用で絆が深くて、どんな時も全力で楽しく進んで行く。そんな彼らが、関ジャニ∞がいるのだ。
一部報道であったような、何もかも嫌になって逃げ出していく、みたいな、そんな彼はどこにもいない。いるのは、様々な事を考えた上で次のステージへ進むことを決めた彼と、受け止めてはいるけど今日が来てほしくなかったと涙するメンバー、勝手な決断だという憤りを隠せないけれど嫌いになれないと吐露するメンバー、彼を愛していると言ってはばからないメンバー、彼を兄貴と慕って真っ直ぐ向き合うメンバー、彼1人に話をさせるのは心配だから付いて来たというメンバー、彼にしか奏でられない音楽があると信じているメンバー…。私の知っている関ジャニ∞そのものなのだ。
だから彼を、関ジャニ∞を嫌いになれない。大好きだって思う。これからも付いて行きたいと思うし、受け止めて送り出したいと思う。不器用で、真っ直ぐで、底なしに優しい彼らは、やっぱり最強で最高だ。心からそう思う。

しっちゃかめっちゃかな文章からお察しいただけると思うが、まだ受け入れきれていないし、完全に受け入れるには時間がかかるだろう。それでも、はったりでも良いから、笑顔で彼を送り出したい。沢山の感謝と愛をこめて。

渋谷すばるくん、本当にありがとう。沢山私を救ってくれたあなたの歌がまた聴ける日を、いつまでも待っています。大好きだよ。どうか、あなたの思う道を、思うがままに進んでください。
渋谷すばるくんと、彼が誇りに思うと言ってくれた、6人になる関ジャニ∞の未来が、笑顔で満ちたものでありますように。ただそれだけを心から願っています。

 

タイトルは、今日頭から離れなかったこの曲の歌詞からワンフレーズお借りしました。

www.kasi-time.com

茶の間の回顧録~推しの卒業~

推しが卒業を発表した。
驚きはしたけれど、辛い、悲しい、寂しい、といった感情は湧いてこなかった。「お疲れさま」「やりきったんだね」という労いの気持ちでいっぱいだった。

 

ここから先は、ライブにも握手会にも行ったことがない、CDを買ってた訳でもない(レンタル店で借りてはいる)。ただTVで見て「今日も可愛いなぁ、頑張ってるなぁ」と思ったり、総選挙で1票投じたりする程度の、本来何も言う資格はない茶の間ファンの回想録である。この時点でふざけるな!と思った人は、精神衛生上のためにも引き返すことをお勧めする。

 

カテゴリやプロフィールを見てもらえると大体分かると思うが、私はジャニオタである。
二次元と共に生きてきた私が、ジャニ―ズにハマったのが高3の時。それを機に、久しぶり(恐らく小4、5年時以来)に音楽番組を定期的にチェックするようになって、自然に女性アイドルを観る機会が増えた。
幼少期にモーニング娘。全盛期が到来していた事から、女性アイドルに憧れを抱いていた時期もあったので、偏見は特になく、もう少し可愛かったらアイドルになれたかなぁ、と思いながら、彼女たちを観ていた。

 

1つ目の転機となったのは、推しとの出会いである。きっかけは、当然のようにジャニーズ、というか自担だった。
実は、私には2人推しがいる。1人は「関ジャニの仕分け∞」がきっかけで知った。彼女については2つ目の転機について記す際に詳しく語る。

そして、卒業発表した推し―NMB48の市川美織ちゃんを知ったのは、「村上マヨネーズのツッコませていただきます!」という番組がきっかけだ。第一印象は「変わった子だなぁ笑」だった。レモンになりたいって、どういうこと?みたいな。だけど、自担が勧めるパスタを「おいしゅうございます」と言いながら食べる様子が可愛くて、印象に残った。幸せそうな表情に嘘がなさそうで、素直な良い子だなぁ、とも思った。
それからは、美織ちゃんももう1人も、テレビに出ていたら目で追うようになった。というか彼女たちばかり見ていた。毛色の全く異なる2人だったけれど、いつでも笑顔で全力でパフォーマンスをしている事、ダンスがわりと上手である事は共通していると感じる。私がアイドルに何を求めているのか、ちょっと分かった気がする。

 

2つ目の転機となったのは、2015年の総選挙。テレビでは見ていなかった(理由は忘れた)けど、Twitterで結果を知ってショックを受けた。
もう1人の推し―SKE48の須田亜香里ちゃんの選抜落ち。
詳しくは覚えていないけれど、確かその前は10位だった。その事もあって、AKB48の選抜にも入る事が多かった。今年もそうだと思っていた。だが、現実は甘くなかった。
その1年、彼女をテレビで見る機会ががっつり減った。それはもう分かりやすく。歌っているAKB48をどんなに目をこらして見つめても、彼女はいない。さらに、関ジャニの仕分け∞も既に終了していた。SKE48としてTVに出てはいたと思うので全く見る機会がない、というのはなかったはずだけど(この年の48関連の記憶はあまりないので、諸々間違っていたら申し訳ない)。
推しのいないAKB48は、私にとって楽しめるものではなかった。AKB48自体は関係ない、完全に私の問題なのだが。推しがいないだけで、追う対象がないだけで、こんなに味気ないものになってしまうのか。

そんな2015年を越えて、私は1つ決断をした。
「次の総選挙では推しに投票しよう」
投票方法すらよく分からなかったし、2人推しがいる以上それぞれに1票ずつ、が限度ではあるが(大学の授業+アルバイト+ジャニオタ+映画館巡りが趣味+二次元もフィギュアスケートも見たい、的な生活で、お金も時間も足りなかったのだ)、その1票だって無いよりはマシである。何より、投票すれば私の後悔が減る。何もせず、虚しい思いをするのはもうコリゴリだ。

 

2016年総選挙、投票方法を調べに調べ(2人のTwitterアカウントをフォローしたのもこの辺りだったと思う)、会員サイトから投票出来る事を知った。CDを2枚買わなくてもいいのか、これはありがたい。とりあえず、SKEメールとNMBメールに登録して、1票ずつ投票した。これは登録したメンバーから定期的にメールが来る、というサービスだ。亜香里ちゃんからは1日に2,3通、美織ちゃんからは3日に1通くらいのペースでメールが来た。最初はネットで使ってる名前で登録していたけれど、メールに登録した名前が入る事を知ってすぐ本名に変えた。1ヵ月で解約するくせに、何だかんだで満喫している辺りがせこいな、と自分でも思う。
そして、迎えた総選挙開票日。母方の実家に帰るために移動していて、テレビではまたしても見れなかった。1位と2位は何故かワンセグで観ていた父が教えてくれたけれど、それ以外は教えてくれなかったので、推しの順位とコメントはTwitterで確認した。
亜香里ちゃんは7位だった。神7*1入りだ。嬉しかった。これでまた彼女をTVで沢山観る事が出来るのだ。後悔しようがない、私としては最高の結果である。
だが、一筋縄ではいかないのが人生である。今度は、美織ちゃんが圏外となってしまった。それも、81位。本当にあと一歩だった。せめてもう少し投票出来れば…と思ったが、先述の通り48系に割けるお金は多くなかった。これが、限度である。NMBのシングル表題曲選抜に彼女が入る事がなくなり、当然TVで見る機会も減った。こんなに頑張っている子が、しかもそれなりに知られている子がどうして、とどうしても考えてしまうけれど、頑張っていない子なんて1人もいない。頑張りが100%報われる事はないのだ。致し方ない。
それでも、彼女は強かった。復活を誓って、さらに努力していた。Twitterとインスタグラムを観ているだけでも分かる彼女の頑張りが、報われる事を願ってやまなかった。

 

2016年の紅白選抜も、2人共に投票した。うちにあるTVは2台ともネットに繋がらないのだが、家族共用のレコーダーが新調された事で、そのレコーダーを経由すれば何とかネットに繋がる様になったので、スマホと合わせて2人共に投票出来た。中間発表の時点で2人共出場が決まった時には心底ホッとした。2人共が笑顔になっている様子を見たい。ただそれだけを願っていた。
大晦日、紅白歌合戦本番。1曲目歌唱後の順位発表。亜香里ちゃんは13位、そして美織ちゃんは10位だった。飛び跳ねて喜んだ。美織ちゃんは驚いて、泣きそうになりながらも笑っていた。亜香里ちゃんも笑っていた。2人共が笑っていた。私の願いは、ついに叶ったのだ。

 

数ヵ月後の2017年総選挙。私は再びSKEメールとNMBメールに会員登録した。願いを何度でも叶えたかったからだ。就活中だった事もありかなりギリギリではあったが、また2人に1票ずつ投票した。亜香里ちゃんからは大体1日に2,3通メールが来た。美織ちゃんからは、1日に1通来た。失敗続きの就活ですっかり心が折れていた私は、このメールと亜香里ちゃんの本に救われた。自担に割く時間も取れない中、2人からのおはよう、お疲れさま、おやすみ、はまさに生きる希望だった。アイドルに救われて生きているなと、つくづく思う。
当日は初めてTVで見た。美織ちゃんは61位だった。目標よりは低かったが、見事に復活を果たしたのである。彼女の晴れやかな笑顔が、何より嬉しかった。
ちなみに、亜香里ちゃんは6位だった。2年連続神7。スピーチもすごくよかった。初めて亜香里ちゃんを観た母と妹は、「笑顔が可愛いね」とか、「本の帯に「ブス」は酷い」などと言っていた。私は泣きそうになっていた。2016年と違い、その後の選抜にもちゃんと呼ばれているのがまた嬉しかった。彼女が頑張った結果である。今年は何位に入るだろうか。順位がどうであれ、亜香里ちゃんが最後に笑える結果であれば良いな、と思う。

 

渡辺麻友ちゃんが卒業して、指原莉乃ちゃんも総選挙にはもう出ない、と話していて。麻友ちゃん以外にも何人か卒業を発表した。私は、年齢順的に亜香里ちゃんの卒業が先だと勝手に思っていたので、次の総選挙にも出るって言ってたし、もう少し先かな、メール登録するの楽しみだな、と暢気に考えていた。2017年紅白選抜に美織ちゃんが入っていない事に不満を漏らしつつ、来年はまた2人共出られたら良いな、と思っていた。
私は忘れていたのだ。アイドルの卒業は年齢順ではなく、本人が思うタイミング次第だということを。先に卒業を決断したのは、美織ちゃんだった。

 

これから、卒業まで、そして卒業してから、私はどういう形で美織ちゃんを応援するのか、正直分からない。卒業を発表してから慌てて握手会に参加する、というのも(私に限っては)卑怯な気がするので、ライブを観る機会があれば良いなぁ、とうっすら思ってはいる。グロが苦手なので、主演映画を観に行くのは無理かもしれない。最後まで貢献度の低いファンである。それでも、気に掛ける事は罪ではないと思っているので、まぁお金と時間と相談しつつ、無理ない程度に応援していく事になるだろう。来年からは社会人になるので、お金の面では今よりどうにかなるかもしれないし。

 

改めて、市川美織ちゃん。卒業発表お疲れさまでした。おめでとう。卒業までの日々も、卒業してからの日々も、美織ちゃんにとって幸せなモノになりますように。心から祈っております。

*1:神7は初代だけだ!という解釈をする方も多いらしいが、彼女の著書の帯にも神7入りと書いてあったので、まぁこういう認識で良いのだろうと思う

「応援してるよ!」と伝えたい-5/4ジャニーズWEST1stツアーパリピポ感想-

ジャニーズWEST1stツアーパリピポ(5月4日@横アリ)に参戦してきた。

 

 ジャニーズWESTの現場に参戦したのは「なにわ侍ハロー東京!」「1stコンサート一発めぇぇぇぇぇぇぇ!!」に次いで今回が3度目だ。

1度目はメンバーの顔と名前が何とか一致するくらいの状態だったうえ初めてのジャニーズ現場だったため、ただひたすらにジャニーズの予想を遥かに超える実力とWESTの引き出しの多さにただただ圧倒されていた。最初は外見で何となく小瀧望くんがタイプかなぁと思っていたのだが、いざ参戦してみたらダンスで1人やたらとぴょんぴょこしていた中間淳太くんに惹かれていた。

2度目は前回から1年近く空いたこともありメンバー全員の顔と名前と年齢、それぞれの特徴くらいは把握したうえでの参戦となった。この間に味の素スタジアムと東京ドーム*1を経験した私は横浜アリーナのステージと客席の近さに感動し、初めて見たスタンドトロッコに感動し、そのスタンドトロッコに後押しされドラマ「ごめんね青春!」の影響で気になっていた重岡大毅くんに完全に落ちた。Jrだけの時間があり、お客さんはほぼ女の子で、メンバーにとにかく「可愛い」と言われまくる、何もかもが新鮮な「若手ジャニーズ」のコンサートだった。

 

そうして迎えた3度目。席はまさかのセンター最前列。目が合ったと勘違いしてしまいそうなくらい近い距離にいろいろな意味で申し訳なく思いつつも、関ジャニ関連でももう一生ないであろう席を存分に堪能した。「歌いながら桐山照史くんの手に自分の手を重ねてた」「客席に向かって舌ペロッとするのめっちゃ可愛い」「『Mambo de WEST!』『アカンLOVE』などの時に首にかけていたディスコを髣髴とさせるフリフリ落とし過ぎ」など一推しである重岡くんを中心的に見てはいたが、気持ちをめいっぱい込めて歌う濱田崇裕くんや個人的に目を惹かれた神山智洋くんのダンス、MC中センター席に座っていた自らデザインしたと思われるTシャツを着た女の人を見つけて無言で驚く小瀧くんなど、それぞれの良さや個性が随所随所で見られてとても楽しかったし、新たな一面が発見できたような気がして嬉しかった。

 

以下、個人的に印象に残った点について箇条書き。(今回のツアーの内容に関するネタバレも出てくるので、これから参戦する予定がある方はご注意を)

 

・中盤でのパリピポくんが仕切るコールによってメーターを溜める映像にて、ジャス民コールやご当地コールを求めるメンバーの中でただ1人『愛LoveYou』*2内でのC&Rのコピーと思わせるコールを求める淳太くん。

・ほぼ全ての曲で踊っていたが、個人的に『キミコイ』の花を持って踊る振付が特に好きだった。衣装も全体的によかった。

・普段言えないことをインタビューした中からくじ引き形式で何個か取り上げる、というMC内でのコーナーで暴露された内容がいちいち面白くていちいち可愛い。この日は「流星くんがスマホで漢字のアプリ(ドリル的なもの?)をやっているby?」「あきとくん=近未来ハゲby小瀧望」「シゲはがさつすぎるby中間淳太」。

・同じくMCにて流星くん出演の月9の話。相葉くんに食事に連れて行ってもらったり連絡先を聞かれた後「撮影頑張って!」とメールをもらったりするなどし、あまりの優しさに先輩を「天使」と称する流星くん。相葉担になると宣言したものの大倉くんはどうしたとメンバーに突っ込まれ結果的に「緑担」に落ち着く。WESTの緑である神ちゃんの好きなところは「小っちゃいところ」。自分で振っておきながら「何言ってんの」と引くしげくん。「褒められ慣れてないんや!!」と照れる神ちゃんがとても可愛かった。

・1年間の思い出を振り返る件で『言ったじゃないか』を歌ってくれたことがとても嬉しかった。嵐、JUMPのデビュー曲も披露。

・関西Jrのみのコーナーは2回。1回目は向井康二くんのフリにより全員のJrの名前をC&R。何故か自分の名前はコールさせてくれない康二くん。2回目の出番で関ジャニ∞の『SorrySorryLove』を歌ってくれたことがとてもとても嬉しかった。

 

ざっとこんなところだろうか。あくまでも個人的感想なので、曲順等は他の方のツイッターやサイトで確認していただきたい。

 

関西Jrに関しても少し触れておくと、客席に流星くんが降りたことによって私がいたブロックのほぼ全員がそちらに注目していた際、私のちょうど真ん前で踊っていたJrの子に無性に視線が引き寄せられた。後に友人の協力と文明の利器を駆使した結果、末澤誠也くんという子だと判明したのだが、BSが映らない関東民である私にこれから彼を見るチャンスがないかもしれないという事実が少し悲しい。

あと、Jrには直接関係ないが、私の隣の二人組がJrのコーナーの際ペンライトを消し明らかに興味なさそうな顔をしていたことが気になった。私もJrには詳しくなく今回出ていた関西Jrも3,4人顔が分かる程度であったが、それでもコールを返して乗っかって分からないなりに楽しんでいたので、おせっかいながらもったいないなと感じてしまったのだ。まぁ楽しみ方など人の勝手であるし、よっぽどのマナー違反がなければ何でもいいとは思うのだが。

 

1周年を迎え、さらにこれから大きくなっていくであろうジャニーズWEST。やっぱりどう足掻いても村上担は止められず止める気もないので「ジャス民」とは名乗れないが、その成長の過程をこの先も陰ながら応援していきたい。とりあえず、今回諸事情で忙しく作れなかったうちわを、次回は何とか時間を確保して作成したい。「祝次世代王*3」といううちわを作れなかったことが、今回唯一残した悔いなのだ。

 

 

*1:関ジャニ∞「十祭」と「関ジャニズムツアー」

*2:関ジャニ∞村上信五くんソロ曲。KINGの曲、と言った方が分かりやすいだろうか。

*3:2015年4月22日の文化放送「レコメン」にて行われた企画で重岡くんが得た称号。

自己紹介

元々長文を書くのが好きだったのですが何となく踏み出せてなかった一歩を今回ぽーんと踏み出してみました。

初めまして。ツイッターでは茜崎心葉(あかねざきこのは)と名乗っている者です。4月から新大学2年生になるギリギリ未成年女子です。

基本的にはジャニーズ(オタ歴約1年ちょっと・関ジャニ∞村上信五くん担)の話を中心に、二次元や映画館巡り、フィギュアスケート(ゆるゆるにわか)について書きたいときに書いて行こうと思っています。

よろしくお願いします。