Moderate daily life

村上信五くんを宇宙一のアイドルだと考えるとある社会人ジャニオタのふわーっとした日常。

握手会に行った話〜とあるジャニオタの異文化体験〜

前回の記事から半年以上経ちました。 まぁーいろいろありました。確実に言えることは、関ジャニ∞は変わらず最高で最強な事くらいですかね。GRE8STツアーについては、諸事情で個人的初日である大阪オーラス後に文章化出来なかったので、気が向いたら、という形にします。

という訳で、今回の本題です。9月2回目の三連休最終日、エイトのメンバーが台湾でのコンサートを終え、帰国の途についたであろう頃、私は幕張メッセにいました。目的はただ一つ、推しと握手すること。

(推しに関しては下記の記事を参照)

 

conoha1737.hatenadiary.com

 

元々、私は握手会に参加する気は全くありませんでした。

握手券の入手方法がさっぱり分からないというのもありましたが、1番の理由は接触系イベントが苦手だということです。 過去何回か参加してみた事があるのですが、ありがとうを連呼するしか出来なかった上に剥がされる前に離れる(倉木麻衣さんハイタッチ会)、何も言えずに「大丈夫ですか〜?」と目の前で手をヒラヒラされる(引退された歌い手さんワンマンライブでの物販にて)など、満足に話すことすら出来ずに終わることがほとんど。自分は接触イベントには向いてない、まだ早いと思ってました。

そんな私が握手会に参加してみよう!と決意したきっかけは主に2つ。

1つ目は、推しはいつまでもいてくれる訳ではない、という当たり前の事に気づいたこと。今年は脱退・引退など、様々な別れに直面し、いてくれる事が当たり前ではない事を改めて思い知らされたのです…。

これだけであれば、3月末に参戦したさいたまスーパーアリーナでのコンサート(400レベルだったので推しを見つけるのがまず大変だった…)、ラゾーナ川崎でのミニライブ、そして推しが2位を獲得した総選挙で、ある程度満足できたと思います。実際していました。

しかし、それだけでは満足できない、2つ目のきっかけが出来てしまったのです。それは、1分間の深イイ話で、推しである須田亜香里ちゃんの密着取材の様子が放送された時。番組内では握手会の様子も放送され、そこで「〇〇ちゃん久しぶり〜」と言われている女性ファンの方を見た瞬間、私はこう思ってしまったのです。

「私もあかりちゃんに名前を呼ばれたい…!」

我ながらなんて俗物的な動機。たった1回では、名前どころか顔も覚えてもらえない。分かってはいても、あの時の彼女の笑顔の可愛さには勝てず、私はついに握手会に参加することを決めたのです。

推しが所属するSKE48の最新シングル「いきなりパンチライン」の握手会は既に完売していたので、総選挙シングルである「センチメンタルトレイン」の握手会を選択。応募方法は、親切なファンの方のツイートを推しがRTした事ですぐに分かりました。手厚いサポート、感謝しかない。

どこにも握手の文字がないことに困惑しつつ(後に抽選制の特典がイベント名として書かれていたのだと知る)、アザージャケットサイン会付きの4部(13:30-)に決めました。抽選に 無事当選し、握手券(とCDと生写真)(生写真が付いてる事すら知らなかったうえ、推しとは別グループの子だったのでさらに困惑することに…)をゲット。

そんなこんなで当日。メンバーカラーを取り入れた服装で、推しが出演していたラジオ番組「走れ!歌謡曲」を聴きながら、幕張メッセに向かいました。

幕張メッセに着いてまず目に入ったのは、女の子が映る写真をフリーマーケットの如く広げて座っている人々。まさかダフ屋?それとも闇写?*1とジャニオタ的感覚で警戒してしまいましたが、例の生写真のトレード目当ての人々でした。

余談ですが、握手後、ここで先述した生写真に写っている子を推している人を探しました。何とかお一人見つけ出し、希望している通常盤の写真ってこれだよね…?と考え、勇気を出して声をかけましたが、「それは劇場盤の(写真)」と正され、あえなく断られてしまいました。CD1枚のみのバージョン=通常盤だという感覚で、劇場盤=通常盤だと思いこんでいたのですが、劇場盤と通常盤は別なんですね。48、難しい…。ちなみに生写真はTwitterでお声掛けいただき、無事彼女を推している方にお譲りできました。余談終わり。

さっそく異文化に触れた私は、不安と期待を半分ずつ抱えながら建物内へ進みます。そこにあったのは、コミケのような長机の列。各メンバーの生誕祭を仕切るファンの方々のようでした。10月31日生まれの推しの生誕祭委員の方々もいらっしゃったので、ちゃっかりお祝いメッセージを書かせていただきました。そっと近づいた私を不審がることなくお声掛けしてくださり、記念に手作りカードをくださった委員会の方の優しさに感謝しつつ、やっと荷物検査場へ。

コンサートの時も思いましたが、とても厳重です。未開封のペットボトルはその場で一口飲む、傘は広げて見せる、などの手荷物検査に加えて、手持ちの機械を使った身体チェックも行われます。鞄の中身を触るのみの検査で済ませる手荷物検査を思い返しながら*2握手会エリアに入場。各メンバーのレーン(握手をするところ)の一覧から推しを探し、該当レーン入口のスタッフさんに握手券と身分証明書を見せ、特典の抽選を行ってから(あっさりハズレました)、待機列に並びます。目の前にはファンの方と握手する推し。いよいよ間近に迫った推しとの対面に、緊張してきました。

先述した通り、何も話せなくなりがちな私は、あえて何を言うかきっちり決めずに、隣のレーンで最後の握手を終えて帰っていくメンバー(北川綾巴ちゃん、めっちゃ可愛い)、反対隣のレーンで母親らしき人と並ぶ小学生くらいの女の子、同じように推しと握手する瞬間を待ちわびるファンの人達などなど、周囲を観察しながら待機していました。

列はどんどん進み、気づいたら前の人が握手券3枚を提出し推しの元へ進んで行きました。3枚でもあっという間に終わる握手に不安は増していくばかり。あ、総選挙のトロフィー本当に置いてある*3、何話してるんだろ…まとまらない思考を抱えたまま、握手券1枚を提出し、いよいよ推しの目の前。両手をしっかり包み込まれ、握手が始まりました。

およそ10秒間。最低限言いたいと思っていたことは言えました。

「本当に可愛いと思ってます、大好きです」

緊張で強張った顔のまま早口で言う私は、さぞかし不審だったでしょう。にも関わらず、真っ直ぐ目を見て聞いてくれた。ありがとうと返してくれた。それだけではなく、「ピンクメイク?可愛いー!女子力!」と化粧を褒めてくれた。時間です、とスタッフさんに肩を叩かれ離れる私を「ありがとうー!またね!」と見送ってくれた。

両手で手を振り返しながら、少しでも笑顔を見せられたかな。あまり自信がありません。ですが、推しの笑顔と言葉はハッキリと覚えています。

たった10秒、されど10秒。来てよかった、またねって言われたからまた来よう。感激で胸がいっぱいのまま、会場を後にしたのでした。

長々と書きましたが、初めての握手会、あっという間だったけれど、楽しかったです。次のシングルの握手会はもうちょっと行きやすいパシフィコ横浜で開催されるらしいので、前向きに検討しています。表題曲の公開はいつだろう。そして、2回目の握手会って、何を話せばいいのだろう。

素敵な体験をさせてくれた推し・須田亜香里ちゃんへの感謝を込めて、1万部以上売り上げた(らしい)写真集をこっそり宣伝しておきます。仕分け∞に出ていたあの子です。2000円弱で買えるので、ぜひ1冊。

須田亜香里写真集 可愛くなる方法

須田亜香里写真集 可愛くなる方法

 

*1:非公式写真の事。原宿竹下通りに点在しているお店の印象が強いが、コンサート会場付近でおじさんが売っている事も多い。なお、コンサート会場内での写真撮影と、非公式写真の発売及び購入は公式で禁止されています

*2:これは今年の関ジャニ∞ツアー東京ドーム公演での例。検査度合いは会場ごとに異なり、味スタでの野外公演の際アリーナ席は水以外の飲み物は回収された(記憶違いだったらごめんなさい)一方で、今年のツアー京セラドーム公演では手荷物検査自体がなし。ファンを信頼してるからこその簡潔さなのだろうが、アイドルを守るためにももう少し厳しくてもいいと思う…

*3:AKB48の握手会には持って行くと本人が事前に宣言していた